FX-890PはZ-1GRの兄弟機で、一般販売用の機種になります。また、一般販売用のCASIOのポケコンでは最後の機種でもあります。CASIOの高級プログラム関数電卓を表す大文字の"FX"と、まさに最終機種と言わんばかりの"890"という型番にひかれ、以前から欲しいと思っていた機種の一つです(当時FX-700番台とFX-800番台はポケコン専用として利用されていたように思います) 。Z-1GRと異なりRAMファイルの機能は搭載していませんが。液晶のコントラストが高くメモリ容量が大きい(Z-1GRが32KB, FX-890Pが64KB)のが特徴です。
主な周辺機器：
FA-6：RS-232C/セントロニクスパラレル/カセットインターフェース
FA-8：RS-232Cインターフェース
FP-40：感熱プリンタ
FP-100：カラープロッタプリンタ
MD-120：3.5インチFDD
SB-43：プリンタインターフェース(FA-6⇔FP-40接続用)
SB-44：プリンタインターフェース(FP-40用)
SB-60：3ピン通信ケーブル
SB-62：3ピン通信ケーブル
RP-8：8KB 増設RAMモジュール
RP-33：32KB 増設RAMモジュール
スペック：
| メーカー | CASIO |
| 機種名 | FX-890P |
| CPU | i80L188 |
| 本体RAM容量 | 64KB |
| 最大RAM容量 | 96KB |
| LCD(半角文字) | 32x4 |
| LCD(グラフィック) | 192x32 |
| カタカナ | ○ |
| 漢字 | △*1 |
| 機械語 | ○*2 |
| SIO(RS-232C) | ○*3 |
| RTC | △*4 |
| 発売年 | 1987 |
| マニュアル(紙) | ○ |
| マニュアル(オンライン) | △(Z-1 GR) |
| その他参考資料 | − |
*1 … RAMの増設改造とFX-DOSおよびフォント・ドライバの組み込みが必要
*2 … 80188アセンブラ搭載
*3 … FA-6などが必要
*4 … 改造事例あり
注) オンラインマニュアル欄にリンクがあるものはマニュアルの内容を参照できます。
△印のものは互換性があり参考にできる機種のマニュアルを示します。
PDFマニュアルはいただいたものやWEB(メーカーサイト含む)からダウンロードしたもの、
数は少ないですが自分でスキャンしたものなどが含まれます。
このサイトでは閲覧される方々の利便性のため手持ちのファイルを公開していますが、
データ配布元の方で公開停止を希望される方、リンク削除ご希望の方はメールにてご連絡ください。
速やかに対処させていただきます。
関連リンク：
(ブログ) CASIO FX-890P
(ブログ) FX-860P/870P用BASICプログラムコンバータ
(ブログ) Z-1GRとPCを9600bpsで接続
(ブログ) CASIO 30ピンコネクタ用シリアルアダプタの製作
(ブログ) PC-G850V用USBシリアルコンバータの製作
(ブログ) Z-1GRのRAMを256KBに増設
(ブログ) CASIO Z-1GR
(ブログ) ポケコンのBASIC仕様比較表
(ブログ) VX-3/VX-4をPCと接続する
(外部リンク) STEAR homepage
(外部リンク) System and Communications Software
(外部リンク) The pocket computer museum
(外部リンク) yagshi's pocket computers
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