SIIのRuputer Pro MP120は腕時計というよりはむしろPDA、今でいうところの「スマートウォッチ」に近いものです。CPUには松下製の16bit CPUであるMN1020219を搭載し、RAMが128KB, ストレージ(フラッシュメモリ)が2MBとなっています。W-PsDOSというMS-DOSに似たOSを採用しており、PCと接続することによってPIMデータを同期させたり、アプリケーションをインストールしたりすることができるようになっています。また、販売当時はSDKが公開され、フリーソフトなども流通していたようです。普段は省電力のためLCDは消灯していますが、何かボタン操作をすると数秒間時刻が表示された後PDAとして操作するためのファイラー表示なります。
主な周辺機器：
DS-10：PCドッキングステーション(本体付属品)
スペック：
| メーカー | SII |
| 機種名 | Ruputer Pro MP120 |
| CPU | MN1020219 |
| 本体RAM容量 | 128KB *1 |
| 最大RAM容量 | − |
| LCD(半角文字) | 16x5 |
| LCD(グラフィック) | 102x64 |
| カタカナ | ○ |
| 漢字 | ○ |
| タッチパネル | × |
| 電話帳 | ○ |
| 住所録 | ○ |
| スケジュール | ○ |
| 時計 | ○ |
| 電卓 | ○ |
| 辞書機能 | × |
| メモ帳 | ○ |
| BASIC | × |
| 機械語 | ○ *2 |
| SIO(RS-232C) | ○ |
| その他通信機能 | 赤外線(ASK/IrDA) *3 |
| 発売年 | 1998 |
| マニュアル(紙) | ○ |
| マニュアル(オンライン) | × |
*1 … 別途2MBのフラッシュメモリを内蔵
*2 … 別途PC上での開発環境が必要
*3 … IrDA利用には別途ソフトウェアが必要
注) オンラインマニュアル欄にリンクがあるものはマニュアルの内容を参照できます。
△印のものは互換性があり参考にできる機種のマニュアルを示します。
PDFマニュアルはいただいたものやWEB(メーカーサイト含む)からダウンロードしたもの、
数は少ないですが自分でスキャンしたものなどが含まれます。
このサイトでは閲覧される方々の利便性のため手持ちのファイルを公開していますが、
データ配布元の方で公開停止を希望される方、リンク削除ご希望の方はメールにてご連絡ください。
速やかに対処させていただきます。
関連リンク：
(ブログ) SII Ruputer Pro MP120
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