このコーナーでは自作のポケコン・電卓用の周辺機器などについて紹介しています。
CONTENTS:
1. CASIOポケコン用USB-3pinシリアルアダプタ
2. SHARPポケコン用カセットIF
3. PC-G850用USBシリアルアダプタ
CASIOの一部のポケコンや関数電卓には3pinのシリアルI/Oジャックがついています。これを利用するとPCとポケコンを簡単に接続することができるので、USBシリアルアダプタを製作してみました。
メインのパーツは秋月で購入できるUSB-シリアル変換モジュールです。
これにステレオミニプラグ(φ2.5mm)付きケーブルを接続するだけで完成です。モジュールのTxDにケーブルのR(プラグの中間), RxDにL(プラグの中央), GNDにGND(プラグの外側)を接続します。
なお、モジュール上のジャンパJ1はpin2-pin3をショートするように設定し、I/O電圧を5Vに設定する必要があります。
実際の作業内容やプログラム転送に使用するソフトウェアについてはブログをご覧ください。
SHARPのポケコンPC-1200/1300/1400シリーズなどの11ピン拡張コネクタのある機種用には、カセットインターフェースCE-124相当のものを比較的簡単に制作することができます。
今回は、honhiroさんのサイトの掲示板の記事に載っていた回路図をもとに作ってみました。
回路図は下記のとおりとなります。実際の作業内容についてはブログをご覧ください。
SHARPのポケコンPC-E200および学校教育用ポケコンPC-G800シリーズの11ピン拡張コネクタにはRS-232C準拠のシリアルポートの信号が出ています。 今回は、この11ピンコネクタに直結できるUSBシリアルアダプタを製作することにしましたが、同時にアダプタを挟むことで他のポケコン(CASIOの30ピンコネクタ、SHARP PC-13xx/14xxの15ピンコネクタ)にも接続できるようにすることを目標にしてみました。 そこで問題となるのが各信号の論理(極性)です。一般的にRS-232C準拠のシリアルポートは負論理("L"(低電位)で"1", "H"(高電位)で"0"を表す)が使用されることが多いのですが、SHARPのものはほとんど正論理("L"で"0", "H"で"1"を表す)となっています。 今回もUSB-シリアルの変換にはFTDIのFT232RLチップを搭載した秋月のモジュール(2つ上の製作記事でも用いました)を使用し、ロジックICの74HC86(XORゲート)を追加することで接続相手により動的に論理を切り替えられるように設計しました。
回路図は下記のとおりとなります。回路や機能の解説、および実際の作業内容についてはブログをご覧ください。
ポケコンとの接続の実際(ソフトウェアや設定など)については下記ブログ記事をご覧ください。
(ブログ) PC-G850VとPCとの間でプログラムを転送する
(ブログ) PC-G850VにIntel Hex形式のファイルを転送する